共和党の変質 2013 10 19
「Bloomberg Businessweek October 7 - October 13, 2013」の
36ページには、このような記事があります。
大きな文字で、
「Republicans Are No Longer The Party of Business」とあります。
この看板のような文字の下には、
「Sorry WE'RE CLOSED」という表札のようなものがありました。
このような看板に対して、
「The government shutdown and
another debt-ceiling crisis alienate the GOP's traditional allies」という
見出しがついています。
「GOP」とは、日本では、なじみがない言葉でしょうが、
これは、「Grand Old Party」、つまり共和党のことです。
最近の共和党は、党内の過激派(茶会派)に乗っ取られて、
「新しい政党」に生まれ変わりつつあります。
このような「政治ショー」を、
アメリカの同盟国は、「茶番劇」あるいは「対岸の火事」と思っているでしょうが、
将来、深刻な危機を招く可能性があります。
共和党の茶会派が目指す「小さな政府」とは、
「連邦政府の極小化」であり、伝統的な「小さな政府」とは違います。
これは、安全保障を米軍に依存する同盟国にとっては、
安全保障の「自立」を求められることになるでしょう。
「専守防衛」とは、今のところ、日本の「専売特許」でしょうが、
やがて、アメリカも、「専守防衛」になってしまうかもしません。
「連邦政府の極小化」を進めていけば、そういうところに行き着くでしょう。
海外に展開する米軍も、「Sorry WE'RE CLOSED」になったら、
貿易国家である日本のような国は、困るでしょうね。